【体験談】50歳主婦。今から老後資金は貯められるか?

体験談

ねんきん定期便にショック

S子です。私の投資体験と、投資にあたって集めた情報についてお話しますね

50歳になって届いた「ねんきん定期便」。改めて内容をじっくりと確認して、思わず固まりました。
私の将来の年金額は 月8万円(年間100万円弱)。30代まで会社勤めをしていた分の厚生年金があるとはいえ、なかなか厳しい金額です。

夫の年金と合わせても 月23万円程度。住宅ローンは終わっているので「なんとかなるだろう」と思っていましたが、遺族年金を調べてさらにショック。夫にもしものことがあった場合、私が受け取れる遺族年金は月5万円程度。自分の年金とあわせて 月13万円程度だったのです。

十分な金額と思う人もいるかもしれませんが、物価上昇やこれからかかるであろう医療費も考えると決してゆとりある老後は送れません。

「これは、夫に頼るだけではダメ。自分の老後資金をつくろう」
そう決心して、久しぶりにパートに出ることにしました。


扶養内パートでNISA開始

パートは扶養範囲内で働き、月8万円前後・年100万円程度。その中から老後資金に回すため、つみたてNISA(現在は新NISAに移行)を始めました。

  • 積立額:月6万円
  • 投資先:楽天・全米株式インデックスファンド(S&P500)
  • 証券口座:楽天証券

最初は銀行での開設を考えましたが、手数料や利便性を調べた結果、楽天証券に決定しました。


48万円が2年で82万円に

最初は旧NISAで積み立てしており、その間の投資額は 48万円。コロナ禍で含み損になった時期もありましたが、積み立てをコツコツ継続。2025年現在、株価の回復と上昇により、評価額は 82万円に。

もちろん「一時の好調にすぎない」とわかっていますが、それでも数字が増えていくのを見るのは素直に嬉しいものです。


65歳までパートと投資を続けたら?

私はまだ50代。これからも投資を続けていくつもりですが、まだ65歳時の結果は出ていません。
そこで少しシミュレーションをしてみました。50歳から65歳まで、6万円をS&P500に積み立てしたとすると・・・・

  • 毎月6万円 × 15年(65歳まで) = 1080万円
  • 仮に年平均成長率5%で複利運用できたら → 約1589万円

捕らぬ狸の皮算用ですが、もし実現できれば大きな安心材料になります。


老後は「年金+取り崩し」で生活

資産運用で増やしたお金を老後にどう使うか。
一般的には「年4%を目安に取り崩す」と資産を減らさず運用できると言われています。

仮に約1500万円あれば、

  • 年4% = 年60万円(=月5万円)

私のケースでは、

  • 年金 8万円
  • 遺族年金 5万円
  • 投資取り崩し 5万円
    合計 月18万円 になります。

さらに1500万円以上の資産を残したまま生活できると考えると、だいぶ安心感があります。
もちろん暴落時の取り崩し金額は少なくなりますから生活は苦しくなるでしょう。インフレも考えれば今考える月18万円の生活よりはもっと厳しいものになることは想像に難くありません。それでもパートに出て資産運用を始める前とは雲泥の差です。


行動の前に「情報収集」を

「NISA」「インデックス投資」「S&P500」「取り崩し」など、初めて聞く方もいるかもしれません。これらの言葉は全て老後の資産形成には必要な知識です。もしよくわからないと思うようでしたら、ぜひ資産形成のための情報収集を始めてください。
ただし、いきなり銀行や証券会社のセミナーに行くのはおすすめしません。正しい知識がないまま相談すると、不要な金融商品や手数料の高い金融商品を勧められることもありますから。

まずは 自分で情報収集 することが大切です。
おすすめ動画を下記にご紹介しておきます。


投資で一番大切なこと

最後に、忘れてはいけないのは「投資は自己責任」ということです。

  • 世界情勢によって株価が大暴落し、そのまま戻らないこともある
  • 税制や年金制度が変更される可能性もある

こんなリスクは当たり前にあります。だからこそリスクを分散しながら、自分で学び、納得して運用を続けることが大切だと考えます。間違っても退職金を一括投資したりしないでくださいね(笑)


まとめ

50歳から老後資金をつくるのは遅いように感じるかもしれません。
でも「遅いから何もしない」よりも、今できることを積み重ねる方が確実に未来は変わります。

  • 扶養範囲内のパート収入を得る
  • つみたてNISAで少しずつ資産形成する
  • 情報収集をして正しい知識を身につける

私自身、50歳を過ぎて初めて真剣に老後を考えました。この記事が、同じ世代の方の小さな一歩を後押しできれば嬉しいです。

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