【NISAではじめる】50代主婦・株の楽しみ方

老後のお金

「株ってなんだか怖い」…そう思っていませんか?

株というと、
「ニュースで株価が下がったと聞くとドキドキする」
「投資で失敗したって話をよく聞く」
「株なんてお金持ちや専門家がやるものでしょ?」

そんなイメージ、ありますよね。

でも最近は、NISA(少額投資非課税制度)のおかげで、普通の主婦でも気軽に投資を始められるようになりました。

とはいえ、「損しそう」「よく分からない」と思うのも自然なことです。
「老後資金は年金だけじゃ心配。投資も必要かしら?でも今更始めるのはちょっとね・・・」と考えている50代、60代の人、いませんか?

今回は、そんな“株がちょっと怖い”と感じている方に向けて、無理せず楽しむ株との付き合い方を紹介します。


まず覚えておきたい:株には「短期」と「長期」がある

株と聞くと、パソコンの前でグラフをにらみながら、
毎日のように売ったり買ったりしている人をイメージしませんか?

これは「短期トレード」と呼ばれる方法で、まるで個人が企業やプロ投資家と戦うような世界です。
スピードも情報も分析力も求められ、初心者にはかなりハードルが高い。

だからこそ、私たちのような普通の生活をしている人には「長期投資」が向いています。
焦らず、じっくり、お金を育てていくスタイルです。


株の楽しみ方① 配当金をもらう

株を持っていると、企業から「ありがとう」の気持ちとしてお金がもらえることがあります。
それが「配当金」です。

たとえば、一度はきいたことのある大企業・三井物産。

  • 三井物産(8031):1株あたりの年間配当金は約115円(2025年時点)。
    100株持っていれば、年1万1500円もらえます。
    2025年10月現在、1株あたりの株価は約3700円。
    つまり、37万円(3700円×100株)の投資で年1万1500円の配当金がもらえます。

銀行に預けておくだけではほとんど利息がつかない時代。
配当金は、まるで「株という貯金箱」からちょっとしたお小遣いをもらうような感覚です。
ただしここで注意! NISA口座でないと配当金から約20%の税金が引かれてしまいます
詳しくはこちらの記事を見てくださいね。
【ゼロから始める投資③】投資を始める前に知っておきたい「証券口座」のこと


株の楽しみ方② 株主優待をもらう

もう一つの楽しみが「株主優待」。
企業の株を持っていると、その会社の商品やサービスをプレゼントしてくれる制度です。

たとえば――

  • オリックス(8591):カタログギフトが人気。全国のグルメや日用品から選べます。
  • すかいらーくホールディングス(3197):ガストやバーミヤンで使える食事券。外食好きな人にぴったり。
  • イオン(8267):お買い物時にキャッシュバックが受けられる優待カードがもらえます。 

他にも、
お菓子や食品の詰め合わせ、新鮮野菜、お米、洗剤セット、商品券、ホテルや鉄道の利用優待券、カフェで使える金券、映画観賞券など様々な分野の商品や利用券が株主優待として提供されています。

ただし注意点もあります。
株主優待を受け取るには「権利確定日」という期日があり、その日までに株を保有しておく必要があります。
また、企業の都合で内容が変わったり、なくなったりすることもあるので、事前に確認しておきましょう。


株の楽しみ方③ 長期保有でゆっくり資産を育てる

株価は日々上がったり下がったりします。
でも、焦らずに“良い会社”の株を長く持つことで、少しずつ資産が育っていく――そこに株の本当の魅力があります。

配当金や株主優待を受け取りながら、「この会社、これからも応援したいな」と思える企業を見つけていく。
そんな関わり方こそ、投資を長く楽しむコツかもしれません。

株は、“お金を増やすための道具”というよりも、応援したい企業を見守りながら、優待や配当を通して一緒に成長していく――そんな楽しさがあるのだと思います。


でも忘れちゃいけない、投資の基本

ここまで株の楽しみを紹介してきましたが、株はあくまで「投資」です。
企業の業績が悪くなれば、配当金も株主優待も減ることがあります。
株価が下がって、持っている資産が大幅に減ることもあります。

だからこそ――
生活費ではなく“余裕資金”で
短期で結果を求めず長期視点を持つ
他人まかせではなく、自分で考えて判断する
これが鉄則です。


まとめ:株は「怖い」ものではなく「育てる」もの

最初は誰でも怖いです。
でも、NISAを使って、少額から、無理のない範囲で始めれば、
株は「怖いもの」ではなく「育てるもの」になります。

配当金をもらって嬉しくなったり、株主優待が届いてワクワクしたり。
そんな小さな喜びを積み重ねながら、お金にも“働いてもらう”感覚を身につけていけたら素敵ですよね。

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