【体験談】年金が不安でパートを始めた50代主婦。働いてみて本当に良かった理由

体験談

昼寝をしてる場合じゃなかった!

子どもが高校生になると学校やママ友とのつながりも薄くなり、気がつけば少し時間に余裕ができていました。
最初は「自由な時間が増えた!」と喜んでいたけれど、だんだんと毎日が同じように過ぎていくことに、少し物足りなさを感じるように。
夫と子供を見送った後は簡単に掃除と洗濯をして・・・。はい、もうおしまい。特にすることがない😅
仕方ないのでスマホを眺めていたら、いつの間にか寝落ちしてソファでお昼寝。

そんなある日、「ねんきんネット」を確認したらびっくり。
私の年金額は月に10万円ほど。もし夫に万が一があった場合、遺族年金を合わせても15万円程度。
「まあまあもらえるんじゃない?」なんて最初は思ってたけど、よく計算してみると、全然余裕の金額じゃない。

「えっ…これで生活できるの?」
今は何とかなるけど、デフレから脱却した今、物価はジワジワとあがってきてます。老後のことを考えるとかなり不安-。
「少しでも自分の力で収入を得られるようにしておこう」
そう思って、パートを始めることにしました。


久しぶりの社会復帰。まずは短期バイトから挑戦

久しぶりの仕事。
いきなり長期で働くのは不安だったので、まずは短期のアルバイトから。

最初はちょうど募集していた衆議院選挙の受付。
座りっぱなしで人数と性別を確認し、投票用紙を渡す仕事でした。
その後は貸衣装スタジオの裏方。ドレスの整理やメンテナンスなど、コツコツした作業。
他にもいくつか経験しましたが、座りっぱなしだと肩が凝るし、これから働くなら健康のためにも適度に動く仕事の方がいいなあと考えはじめました。


50代からの長期パート。決め手は 適度に「体を動かすこと」

短期の仕事は気楽な反面、その場限りの人間関係や毎回変わる職場ルールが意外と負担になります。
「もう少し落ち着いた環境で働きたい」と思い、長期のパート探しを開始。

扶養範囲内の仕事が多い「しゅふJOB」を使って、自宅から近い職場を検索。
見つけたのは駅ビル内の食品テナント。
売り場が広いのでずっと同じ場所に立って接客しているわけでなく、品出しや開店準備など適度に体を動かす作業もありちょうどいい感じ。
短期バイトで気づいたのですが、ずっと同じ場所にいると変化に乏しく、働いていても飽きてきます。それに加え足腰が痛んだり、足がむくんだり・・・。
そんなわけで適度に体を動かせる職場というのは私としては大変ありがたく、そこが決め手となりました。
初めての職場。覚えることはたくさんありましたが、今ではすっかり仕事にも慣れ、日々楽しく働いています。


パートを始めて感じた“体の変化”

そうは言っても50代。20代、30代の頃と違って、とにかく疲れやすい!
仕事中は集中しているけど、帰るとどっと疲れが出て、ソファで動けなくなる日もあります。
あと、老眼が進んで小さなレシートの数字が読みにくい(笑)

でも、もしあのまま仕事をしないで家でボーっとしていたら・・・。そう思うと恐ろしくなります。
そして思わぬ副産物。働き始めて1年で5kgも痩せました!
「何もしてないのに太るのよね〜」なんて言ってたけど、よく考えたら何もしてないから太ってたんですよね💦
短時間勤務でも毎日体を動かすようになり、ソファでポテチを食べたり昼寝をする時間が激減したおかげで、ずいぶんと健康的になりました(笑)


働いて良かったこと

一番の変化は、お金が貯まり始めたこと。
半分はNISAで投資も始めて、少しずつ資産が増えるのが純粋に嬉しい。
「老後、夫に頼りきりじゃなくても大丈夫かも?」と思えるようにもなりました。

体も動かすようになって、以前のように一日中スマホを見てぼーっと過ごすこともなくなりました。
お客様や同僚と話す機会も増えて、気持ちが前向きに。
自由に使えるお金ができて、ちょっと贅沢なランチをしたり、新しいコートを買えたり。
暮らしに張り合いが出てきました。


働いてみて思うこと ― 50代からでも遅くない!

もちろん人間関係に悩んだり、ミスして落ち込む日もあります。
でも、それを支えてくれる仲間や家族の存在がありがたくて。
そして日々働き続けている夫へ改めて感謝の気持ちも。

50代からのパート探し、選べる仕事は限られているかもしれません。
でも、「自分のペースで働ける場所」は必ずあります。

実は私、両親が痴呆症になってるんで自分のこともすごく心配してるんです。
だから少しでもこうやって、脳にも体にも良い刺激を与えてくれる仕事に感謝です。
お金のためにも、体と心のためにも、そして未来の自分のためにも、出来る限り長く働き続けたいです。


まとめ

50代からの「働く」は、若い頃のように“がむしゃら”ではなく、
“自分を大切にしながら社会とつながる”時間。
少しの勇気で、お金も、体も、暮らしも、気持ちも少しずつ変化していきます。
――50代。まだまだ大丈夫!頑張りましょう

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